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遺言書はどうやって探せばいい?

相続発生後、まず最初にやるべきことは遺言書の有無や内容の確認になります。
しかし、自宅等でどこを探しても、遺言書が見つからない場合、どうやって探せばいいのでしょうか?

遺言書が公正証書遺言であれば、自筆証書遺言に比べて容易に検索することが可能です。
亡くなった方が平成元年以降に公証役場で公正証書遺言を作成していた場合、以下の手続きを踏めば、確実に遺言書にたどり着くことが出来ます。

①必要書類を揃えて、最寄りの公証役場へ出向き、日本全国の公証役場を検索対象として、遺言書があるかどうかを調べてもらう。

②遺言書が見つかれば、作成された公証役場に必要書類を提出して謄本をもらう。

遺言書の有無を調べる公証役場に制限はありません。全国どこの公証役場でも全国を対象に調べることができます。

上記の方法でどこに公正証書遺言があるのかが分かれば、次は実際に遺言書の中身を確認するために作成された公証役場に「原本閲覧請求・謄本交付請求」を行います。

なお、平成元年以前に作成されたと思われる場合、実際に作成した公証役場にしか記録が残っていませんのでご注意下さい。